多治見市の倉知眼科

加齢黄斑変性症とは?多治見の目の病気の検査なら倉知眼科

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近視

近視とは

  •  近視とは、網膜より手前に遠方の画像の焦点が来ることです。
     つまり遠くのものにはピントが合わず、近くのものにだけピントが合う状態です。
     小児の近視進行は主に角膜のカーブや水晶体の度数(屈折力)に比べて、
     眼の長さ(眼軸長)の伸びが進んでいくことが原因です。(軸性近視)
     屈折(水晶体の緊張)は近視進行の主因にはなりません。(屈折性近視)

  • 近視進行の原因は?

    ①遺伝の影響が強く、②都市部で速く、③近業の程度が強いほど速く、 ④戸外活動により抑制され、IQや学歴が高いほど速いことなどが明らかになっています。
    とくに遺伝の影響は片親が近視の場合は2倍、両親が近視なら8倍のリスクがあります。

  • 近視進行抑制効果がある治療は?


    ①低濃度アトロピン点眼(毎日点眼する。抑制効果が大きい)
            +
    ②オルソケラトロジー(日中は裸眼で生活できて近視進行を抑制する効果も大きい。自由診療)
         または
    ③多焦点コンタクトレンズ(近視が強くオルソが適応外の場合)

安全性が高く進行予防効果が高い低濃度アトロピン治療

  •  次のグラフは5種類の濃度のアトロピンをさしてみた結果です。
     上から1.0%、0.5%、0.1%、0.01%、0%の目薬をさした時の近視の進行状況を示しています。
     濃度が高い順に効果が高い結果とはいえ、その差は小さく、1.0%(原液)でも0.01%(100倍希釈液)でも大差あり
     ません。
     アトロピンを全く入れていない対照群に比べれば近視の進行を抑制できています。
     1年間で近視の進行を平均-0.65D抑制し、眼軸長では0.21mm抑制すると言われています。
     これは、眼鏡をかけている学童の平均近視進行から比べると、進行を約1/3に抑えられるというものでした。
     (第65回臨床眼科学会 子どもの近視予防と3D映像の影響と予防)より

アトロピンの濃度による近視抑制効果

  • 今までの近視抑制治療の歴史

     トロピカミド(ミドリンM)は効果不十分
     今まで、小学生くらいで近視が進行している方にはトロピカミド(ミドリンM)という目薬を処方していましたが、
     残念ながら効果が弱く、満足のいく治療成績をあげられていません。
     ですから、2~3ヵ月試しに投与してみてあまり変化がなければ早めに眼鏡処方するように日本眼科学会のホーム
     ページでも指針を出しています。

  •  通常1%のアトロピン点眼を20倍~100倍に薄めてさすという方法です。
     海外の論文では、副作用を最上限にして、なおかつ十分な近視進行抑制効果が得られる事が示されています。
     日本では2014年に入ってから東京医科歯科大学と京都府立医科大学で臨床治験が開始されました。
     当院が導入した2012年は当院含めて3施設程度でしたがそれ以降、徐々に導入する施設がホームページ上で確認される
     ようになりました。
     現在までに得られた情報から判断すると、この治療法は画期的なもので、近い将来この治療法が広く普及して標準的な
     治療法になる可能性が高いと考えられます。
     台湾では80%の眼科医が低濃度0.05%アトロピン点眼治療を標準治療として行っています。このため、台湾では強度近
     の有病率が低下しているという事です。

  • 副作用は?

    0.01%ではほとんど症状はありません。0.05%では、まぶしさを感じることがありますが徐々になれることが多いです。

  • 診療

     低濃度アトロピン投与の最も良い対象者は「近視が進行しそうな子供」です。
     近視は小学校低学年から高校くらいまで進行します。
     また、眼鏡処方をした場合でも、それ以上近視を進行させないために続けることをお勧めします。
     目薬は一度に3本処方する予定です。1日1回点眼です。
     使い始めた目薬は1カ月経ったら残っていても捨てて下さい。(細菌汚染対策)
     つまり3カ月分ということです。
     3ヵ月ごとに、屈折(近視の程度)、眼軸長、視力、眼圧、瞳孔径、副作用の有無などをチェック致します。
     これらの検査は眼には全く無害です。


     オルソケラトロジーは、角膜形状を矯正するハードコンタクトレンズを寝る時だけ装用し、
              日中の裸眼視力の改善を行う新しい近視矯正方法です。
              (※詳しくは下記のバナーから公式サイトへ)

治療の流れ

  • 定期検査の受診

    治療を継続している間は、3ヵ月ごとに定期検査の受診が必要です。

  • 適応検査

    オルソケラトロジーレンズの装用に適しているか、近視の度合いや眼の健康状態を調べます。

  • トライアルレンズ装用

    適応検査で問題なければ、トライアルレンズを装用し、フィッティングの状態を確認します。レンズの効果を体感できます。

  • 治療の継続

    個々の患者様の眼の状態に合わせたレンズを選択し治療用レンズを注文します。

  • 装用開始

    治療用レンズを装用し、フィッティングの状態を確認します。また、取り扱い上の注意点を説明します。

治療にかかる費用