現在の眼内レンズには大きく分けて単焦点と多焦点の二つあります。
単焦点ではピントが合う距離が一つですので、
遠方に合わせれば近方はメガネが無いと見にくくなりますし、
近方に合わせれば遠方はメガネが無いと見にくくなります。
当院ではAMO製のテクニスオプティブルーiTec(PCB00V)
HOYA製AF-1(VA70AD)・興和株式会社製のアバンシー(AN6KA・AN6MA)
参天製薬製エタニティー(X-60、X-70)
エタニティーナチュラル(NX-60、NX-70)の
エタニティ- ナチュラル ユニ(W-60)
9種を患者様の状態や生活環境に合わせ選択しております。
強度の角膜乱視をもつ眼でも、乱視用眼内レンズにより乱視を減らせる事も可能です。
当院では、AMO製テクニストーリックIOL(ZCV)を患者様の状態に合わせ選択しております。
多焦点眼内レンズは遠方と近方に大まかにピントの合う距離がありますので、
ほぼメガネ無しで生活することができます。
しかし、眼に入ってくる光を遠くと近くに振り分ける光学設計であるため、
夜間に光を見ると光が滲んだり光の周りに薄い光の輪を感じる方が時々あります。
3~6カ月で多くは気にならなくなるようです。
当院ではAMO社製のテクニスマルチフォーカルワンピース(ZMB00・ZLB00・ZKB00)と
テクニスシンフォニーVB(ZXR00V) 各乱視用、アルコン社製の3焦点レンズIQ PanOptix (TNFT00) 乱視用(TNFT30-60)などを採用しています。患者様の状態や生活環境により選択しております
アルコン社製の3焦点レンズIQ PanOptixは遠方から近方にかけて視力の落ちこみが少なく、自然な見え方の眼内レンズです。